12/07 成長率見通し0・4%に下方修正…日銀決定会合

 日本銀行は12日の金融政策決定会合で、2011年度の実質国内総生産(GDP)成長率の見通しを、4月時点の0・6%から0・4%に下方修正した。


 東日本大震災が、企業の生産活動や個人消費に与えた影響が当初の想定より大きかったためだ。

 12年度の成長率は、2・9%の見通しを据え置いた。物価に関しては、11、12年度の消費者物価指数(生鮮食品を除く)の見通しもプラス0・7%で維持した。

 足元の景気判断については「わが国の経済は、震災による供給面の制約が和らぐ中で、持ち直している」として2か月連続で引き上げた。

 当面の金融政策については、実質的なゼロ金利政策を続けることを政策委員9人の全員一致で決めた。

(2011年7月12日13時35分 読売新聞)

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