12/07 全国の原発稼働率、32年ぶり40%割れ

 電気事業連合会が12日発表した電力10社の6月の発受電電力量(速報)によると、6月の原子力発電所の稼働率(原子力設備利用率、日本原子力発電含む)は5月より4・1ポイント落ち込み36・8%となった。


 米スリーマイル島の原発事故を受けて国内の原発が相次いで安全点検に入った1979年5月の34・2%以来、32年ぶりに40%を割り込んだ。

 全国各地で、定期検査で停止している原発の再稼働ができない状態が続いている。浜岡原発が5月に全面停止した中部電力をはじめ、東北電力、北陸電力、日本原電の計4社は6月の稼働率がゼロとなった。5月に一部の原発が定期検査で停止した関西電力は前月比4・0ポイント減の69・6%、九州電力も5・4ポイント減の51・2%に低下した。東京電力は前月と変わらず29・0%だった。

(2011年7月12日13時09分 読売新聞)

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