【マニラ=佐竹実】アジア開発銀行(ADB)や世界銀行などは発展途上国の交通基盤の整備に向けた融資を積極化する。環境に配慮した公共交通機関やエネルギー効率の高い乗り物などが対象で、合計融資額は今後10年間で1750億ドル(約13兆8000億円)にのぼる見込みだ。
ADBによると、世界の交通部門からの二酸化炭素(CO2)排出量は2030年までに1.5倍に増える。発展途上国での急速な自動車の普及が交通渋滞や大気汚染、交通事故を引き起こしており、環境に配慮した公共交通機関の整備が急務。ADBはこれまで、中国、ベトナム、バングラデシュなどで地下鉄やBRTなどの都市交通整備に融資している。
2012/6/21 10:44
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