【ワシントン=岡田章裕】国際通貨基金(IMF)のトップに女性として初めて就任した前仏財務相のクリスティーヌ・ラガルド専務理事が6日、IMF本部で初の記者会見を開いた。
ギリシャの債務危機問題について、「ギリシャの政党は結束して勇気ある決断ができる」と述べ、IMFが支援する条件として、厳しい財政再建策を着実に実行するよう求めた。8日の理事会でギリシャ支援問題を協議するという。財政再建の問題は「米国から日本に至るまですべての先進国の懸念だ」とも指摘した。
IMFの組織運営については「地殻変動の瞬間にある」と、これまで以上に新興国の意見を反映した運営を進める考えを表明した。
任期は7月5日から5年間。
(2011年7月7日 読売新聞)
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