03/09 欧州金利据え置き

 【ベルリン=是枝智】欧州中央銀行(ECB)は2日、フランクフルトで理事会を開き、金融緩和の継続を決めた。金融機関に対し、希望する資金を担保の範囲で全額供給する「無制限オペ」について、貸出期間1か月や1週間のオペを少なくとも来年1月まで、3か月物も今年12月まで延長する。ドイツやフランスなどユーロ圏16か国に適用する政策金利も過去最低の年1%に据え置いた。

 トリシェ総裁は理事会後の記者会見で、ユーロ圏の2010年の経済成長率の見通しを、前回6月の「0.7~1.3%」から「1.4~1.8%」に上方修正した。

(2010年9月3日 読売新聞)

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