世界銀行の総裁執務室で、 インタビューに答えるゼーリック 総裁=15日午後5時10分、 ランハム裕子氏撮影 |
世界銀行のロバート・ゼーリック総裁は朝日新聞の単独インタビューに応じ、欧州の政府債務(借金)危機を解決するには、欧州連合(EU)が対策を強化する必要があるとの見解を示した。財政危機の国を助ける基金などの「安全網」をさらに拡充すべきだとして、欧州各国にもっと資金を出すよう求めた。
欧州危機の解決に向けて、ゼーリック総裁は「統合された政策パッケージが必要だ」と述べ、さらなる対応が必要だと指摘した。安全網の拡充のほか、金融不安を解消し、景気の悪化や市場の混乱を食い止めるための具体的な対応なども求めた。
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