【ワシントン=岡田章裕】国際通貨基金(IMF)は8日理事会を開き、債務危機に陥っているギリシャ向けに、約32億ユーロ(約3700億円)の融資を承認したと発表した。
ラガルド新専務理事は声明で「持続可能な財政再建が必要で、深刻な政策課題は残ったままだ」とギリシャに注文を付けた。
第1次金融支援の第5弾として、欧州連合(EU)とともにまとめた計120億ユーロの支援策のIMF負担分。これにより、当面のデフォルト(債務不履行)を回避したことになる。ただ、厳しい財政運営は続くため、9月までに第2次金融支援策をまとめる予定だ。
(2011年7月9日10時56分 読売新聞)
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