東証、一時110円超下落 午前終値8500円割れ

2011年12月15日12時16分 
 15日の東京株式市場は前日の欧米市場の下落を受け、日経平均株価が一時、前日より117円96銭安い8401円17銭まで値下がりした。円高ユーロ安が進んだことで、マツダや東芝が一時2%超下げるなど、輸出関連の自動車や電機の下落が目立っている。
 日経平均の午前の終値は前日より112円14銭(1.32%)安い8406円99銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同9.14ポイント(1.24%)低い727.84、出来高は7億5千万株だった。
 日経平均の値下がりは3日連続。欧州の債務(借金)危機拡大への警戒から、リスク回避傾向を強めた投資家が株を手放す動きが強まっている。市場では「外国人投資家の売りが続き、値下がり圧力が強まっている」(大手証券)との見方が出ている。
 前日に過去の決算を訂正したオリンパスは急落し、一時、前日より19%超下落。上場廃止のおそれがある「監理銘柄」を外れた大王製紙は一時4%超値上がりした。


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