23/09 G20財務相・中央銀行総裁会議 声明文の要旨



2011/9/23 19:14
◆世界経済の課題 
ソブリン(政府債務)問題、金融システムの脆弱性、市場の混乱、弱い経済成長、高い失業率により高まっている下方リスクに対処するため、力強く協調のとれた国際的対応を確認する。
◆ユーロ圏 
ユーロ圏は財政の持続可能性を確保するための主要な手段をとってきている。ユーロ圏は次回のG20会合(10月)までに欧州金融安定基金(EFSF)の柔軟性を増す行動を取っているだろう。
◆日米 
米国は財政改革とあわせ、成長と雇用を強化するための相当な規模の対策を打ち出した。日本は中期的な財政健全化を維持しつつ、東日本大震災の復興のための本格的な財政措置を実施しつつある。
◆新興国 
新興国は安定性と持続的な成長を維持するために、マクロ経済政策を状況に応じて調整している。新興国経済が為替レートの一層の柔軟性を高め、さらに内需主導の成長に向かうことで、世界経済の成長に対する貢献は増すだろう。
◆為替 
為替レートの過度な変動や無秩序な動きは、経済や金融の安定に対して悪影響を与えることを再確認する。
◆行動計画 
信頼できる財政健全化計画を実施し、強固で持続可能な均衡ある成長を確保する。(11月に開かれる)G20首脳会議に向けて協調的な政策についての行動計画を策定する。
◆金融システム 
銀行システムと金融市場の安定を保つために必要なすべての行動をとる。銀行が十分な資本や資金を調達することを確保する。中央銀行は引き続き、必要な場合に銀行に流動性を供給する準備がある。

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